スマートフォンの最新モデルやスマートウォッチ、ハイエンドなノートPCのカラーバリエーションを見れば、その影響力は一目瞭然だ。かつてのスペースグレーやシルバーに代わり、各メーカーがフラッグシップモデルにこぞって採用したのが、金属的な質感を伴ったダークブルーである。光沢を抑えたマット仕上げの筐体にこの色が施されると、まるで深海から切り出された金属のような、圧倒的な高級感が漂う。
デジタルデバイスは今や、持ち主の美意識を表明するアクセサリーだ。黒ほど無機質ではなく、カラフルな色ほど子供っぽくならない。この絶妙なバランスが、ミニマリストたちの所有欲を刺激している。指紋が目立ちにくいという実用的なメリットも、この色の人気を後押しする要因の一つだ。