ローラ メルシエのクッションファンデーションが爆発的な支持を獲得し、殿堂入りコスメとしての地位を築いた背景には、圧倒的なカバー力と素肌感の両立があります。一般的なハイカバーファンデーションにありがちな「厚塗り感」や「仮面のような不自然さ」を排し、微細なダイヤモンドパウダーが光を拡散することで、肌のノイズを透過させながら飛ばす設計がなされています。
それにもかかわらず、「毛穴落ちする」という口コミが一定数存在する背景には、肌のキメとテクスチャーの物理的な関係があります。調査の結果、毛穴落ちを訴える声の多くは、小鼻のキワや頬のたるみ毛穴周辺にファンデーションが溜まってしまう現象を指していました。この現象はファンデーション自体の密着力不足ではなく、むしろエモリエント成分を贅沢に配合した滑らかなテクスチャーが、毛穴の凹凸に過剰に入り込んでしまうことで発生します。
資生堂グループやブランド公式が推奨するタッチアップ基準においても、このファンデーションは「極めて少量を叩き込むこと」が前提となっています。少量で顔全体をカバーできる高い顔料濃度を持っているため、従来の感覚でパフ全体にしっかりと液を取って塗布すると、皮膚の動きにファンデーションの膜が追従できず、皮脂と混ざり合ってヨレや毛穴落ちを引き起こすのです。