「いまどき恋のABCなんて誰も使わないのでは?」という疑問を持つ方は少なくないはずです。結論から言えば、真面目な恋愛相談の現場において「恋のABC」は完全に死語となっています。
民間調査機関やマッチングアプリ各社が実施した2024〜2026年の若年層(18〜29歳)向け恋愛意識調査によると、「恋のABCの意味を正確に答えられるか」という問いに対し、約65%以上が『言葉自体は知っているが実際の会話では使ったことがない』『レトロ作品のセリフとして知った』と回答しています。
一方で、SNSやショート動画プラットフォームでは、昭和・平成レトロブームの文脈で「親世代の恋愛スラングクイズ」や「エモい昭和言葉」としてコンテンツ化される事例が散見されます。日常会話で使う表現ではなく、「古き良き時代の恋愛観を象徴するポップカルチャーの遺物」として受容されているのが現在の実態です。
また、現代のマッチングアプリ主流の出会いにおいては、「告白→キス→肉体関係」という一本道のステップではなく、身体の相性を先に確かめる関係性や、友人関係からのグラデーションなど、進展プロセスそのものが多様化しています。こうした価値観のシフトも、画一的なABCモデルが使われなくなった大きな要因です。