犬の尻尾を切る理由はなぜ?断尾の歴史と痛みの真相・最新規制

犬の尻尾を切る理由はなぜ?断尾の歴史と痛みの真相・最新規制

犬の尻尾を切る理由はなぜ?断尾の歴史と痛みの真相・最新規制について詳しく解説いたします。詳細な分析をお届けします。

国際社会において、外見のみを目的とした外科的処置(美容整形手術)に対する法規制は急速に進んでいます。

犬の断尾禁止国と海外事情を見ると、イギリス、ドイツ、スウェーデン、オーストラリア、ニュージーランドなど世界40カ国以上で、獣医学的治療以外の断尾・断耳が法律で全面的に禁止されています。違反したブリーダーや獣医師には高額な罰金や資格停止処分が科され、断尾された犬は主要なドッグショーへの出陳すら認められません。

対照的に、日本の断尾規制の現状は大きな遅れをとっています。現行の「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」において、みだりな殺傷や虐待は禁止されているものの、慣習として行われてきた断尾・断耳・声帯切除・爪去勢手術に対する明確な罰則規定や法的一律禁止条項は存在していません。

国内最大の畜犬団体である一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)においても、かつては断尾を前提とした犬種標準が主流でしたが、近年は国際畜犬連盟(FCI)の動向に合わせ、「自然な尻尾(ナチュラルテール)」の個体も審査対象として認める緩和措置が進んでいます。これを受け、国内の繁殖現場でも断尾をやめるブリーダー動向が顕著になっており、「生まれたままの自然な尻尾を持つコーギーやプードル」を積極的に育てる専門ブリーダーへの支持が集まっています。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。