福井の水ようかんを手にした人がまず驚くのは、そのパッケージと見た目の美しさです。一般的なプラスチックカップや棹(さお)形状ではなく、A4〜B5サイズほどの浅い紙箱(またはプラスチックトレー)に一面流し込まれたスタイルが主流となっています。
付属の木製ヘラを使い、あらかじめ切れ目の入った羊羹をすくい上げて口に運ぶのが福井流の作法です。一口食べると、寒天の歯切れの良さと同時に、水分がジュワッとあふれ出すような極上の瑞々しさを感じられます。
味の決め手となるのは、厳選された沖縄県産黒糖の風味です。小豆の風味を邪魔しない絶妙な塩梅で黒糖をブレンドすることで、あっさりとした甘さの中に深いコクとミネラル感のある余韻を生み出しています。何切れ食べても飽きが来ない上品な後味こそ、老若男女を虜にする秘密です。