同店を語るうえで外せないのが、運営元である株式会社カノウ商事が手がけた、桁外れに豪奢な内装美です。扉を開けた瞬間、まず視線を奪われるのが天井で眩い光を放つ絢爛豪華なシャンデリアと、緻密な意匠が施されたステンドグラスです。
客席に配置されているのは、体を深く預けることができる深紅のベロア調アームチェア。金色のモールディングで縁取られた壁面や、どこか懐かしさを誘うアンティーク調の絵画が、まるで中世ヨーロッパの貴族の館や昭和バブル期の高級ラウンジに迷い込んだかのような錯覚をもたらします。この珈琲専門館伯爵 東口 シャンデリア 昭和レトロの意匠美は、コスト効率とミニマリズムを最優先する現代の建築思想からは決して生まれない、時代が生んだ遺産といえます。
現場を訪れた利用者の間でも、「池袋の駅前にこんな宮殿のような場所があったとは驚いた」「天井を見上げているだけで日常のストレスが吹き飛ぶ」といった感嘆の声が絶えません。ただコーヒーを飲む場所にとどまらず、空間そのものを鑑賞し、時間を味わうための装置として店舗全体が機能しています。