インターネットの掲示板や古いQ&Aサイトを検索すると、かつて札幌市内の特定地域に貼られていた「生徒指導上の課題が多い」といった過去の書き込みがヒットすることがあります。しかし、教育社会学的な見地から現在の厚別南中学校を定点観測すると、そうした古いイメージは完全に過去の遺物であることが分かります。
学校側が実施している「いじめ未然防止プログラム」は、札幌市教育委員会の指針を忠実に実践した体系的な構造を持っています。毎学期実施される記名・無記名の生活アンケートに加え、スクールカウンセラーによる定期相談窓口を設置。生徒間の細かな人間関係の軋轢や心理的ストレスに対して、早期に教員チームが介入する体制が整えられています。
また、学業面でのいわゆる「内申点(学習点)の格差」に関する誤解も少なくありません。「上位校を狙うには内申が取りにくいのではないか」という懸念を持つ親世代もいますが、現行の観点別評価では「主体的に学習に取り組む態度」が明確に基準化されています。日々の授業への参加度、課題の提出状況、定期テストの振り返りが適正に評価へ反映される仕組みが機能しており、真面目に努力を積み重ねる生徒が不当に不利益を被るリスクは極めて低いと言えます。