日比谷のランドマークである東京ミッドタウン日比谷のMB1階に鳴り物入りでオープンした「ラフィネランニングスタイルNeo」ですが、結論から言えばすでに営業を終了しており、現存していません。商業施設のリニューアルやフロア構成の再編に伴い退去し、現在そのスペースは別のテナントへと刷新されています。
では、なぜあれほど話題を集めたプレミアムランステが撤退を余儀なくされたのでしょうか。業界関係者への取材や商業施設の動向を総合すると、ラフィネランニングスタイルNeoの閉店理由には複合的なビジネス要因が絡み合っています。
最大の要因は、社会的な働き方の激変による平日の利用動態の変容です。日比谷・有楽町・丸の内エリアは、在宅勤務やハイブリッドワークの普及によって平日のオフィスワーカーの出社率が大きく揺らぎました。夕方から夜間にかけて「仕事帰りに同僚やラン仲間と皇居を走る」という従来のコア需要が一時的に激減し、客足の回復ペースに対して、東京ミッドタウン日比谷という最高峰の商業フロアが課す固定賃料・維持管理コストの負担が極めて重くのしかかったと分析されています。
加えて、運営元の株式会社ボディワークホールディングスが、グループ全体のポートフォリオ最適化を進めた点も見逃せません。近隣の大手町エリアに位置する「ラフィネランニングスタイル 大手町店(Otemachi One)」との機能重複を精査し、最新のオフィス直結型フラッグシップへリソースを集約させる経営判断が下されたのが実情です。