ネットの口コミや料理愛好家の間で「一度試すとトースターには戻れない」と絶賛されているのが、深さのある耐熱容器を用いた「水を使った餅のレンジ加熱法」です。
具体的な調理フローは極めて合理的です。
- 小さめの深底マグカップ、または耐熱ボウルに切り餅1個を入れる。
- 餅が水面から頭を出さない程度まで水を入れる(約100〜150ml)。
- ラップは一切かけずに、600Wの電子レンジで1分40秒〜2分加熱する。
- 餅の角が丸くなり、ふんわりと浮き上がってきた段階で取り出す。
- スプーン等で湯からすくい上げ、水気を軽く切って皿に移す。
この工程を踏むと、餅の表面が常に100℃以下の均一な熱水に包まれるため、マイクロ波の局所集中による破裂が原理的に起きなくなります。同時に、水中でデンプンの糊化が理想的な水分量とともに進むため、杵と臼で打ったばかりの「つきたて特有の吸いつくような伸びと舌触り」が見事に蘇ります。きな粉やあんこ、納豆などと絡める和風の食べ方をする場合、この手法以上の仕上がりは存在しません。
一方、雑煮やお汁粉ではなく、そのまま醤油をつけて海苔を巻きたい場合は、クッキングシートで餅を温めるコツが有効です。耐熱皿の上にクッキングシートを敷き、その中央に餅を配置して600Wで30〜40秒。シリコーン加工されたシート面はデンプンと結合しないため、加熱直後であってもペロリと剥がすことができ、皿洗いのストレスを完全に解消してくれます。