池田氏の墓所のあり方を理解する上で欠かせないのが、創価学会の「歴代会長の墓」がどのように扱われてきたかという歴史的背景です。
初代会長・牧口常三郎氏、第2代会長・戸田城聖氏の墓所や記念碑についても、富士桜自然墓地公園内に「顕彰碑」や「記念碑」が設置されていますが、これらは個人を絶対的権威として崇めるための対象ではなく、創価教育や広宣流布の原点を偲ぶための記念施設という位置づけです。
歴代会長の実際の遺骨や個人墓地は、それぞれの親族の手によって管理されてきた経緯があり、池田氏の場合も同様のスタンスが貫かれています。巨大な建造物としての「墓」を残すのではなく、その思想や事績を記録として残すことに主眼が置かれているのです。