ダンサーTakahiroの驚きの経歴と現在|マドンナ専属や櫻坂振付の舞台裏

ダンサーTakahiroの驚きの経歴と現在|マドンナ専属や櫻坂振付の舞台裏

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日本国内においてTAKAHIRO氏の評価を決定づけたのが、アイドル界の表現概念を根本から刷新した欅坂46の一連のコレオグラフィーです。

2016年にリリースされたデビュー曲『サイレントマジョリティー』において、TAKAHIRO氏は「モーゼの十戒」を想起させる行進や、統率された軍隊のようなフォーメーションダンスを提示。従来の「笑顔で可愛らしく踊る」アイドルの定型を打ち破り、若者の葛藤や強いメッセージ性を全身で叫ぶアヴァンギャルドな演出は社会現象を巻き起こしました。その後も『世界には愛しかない』『不協和音』『風に吹かれても』『アンビバレント』『黒い羊』と、全シングル表題曲の振付を手がけ、アイドルの楽曲を総合芸術の域へ引き上げました。

グループが櫻坂46へと改名し再出発を図った際も、TAKAHIRO氏はクリエイティブの中心に留まり続けました。なぜ彼が一貫して振付を担当し続けているのか――その最大の理由は、「楽曲の歌詞世界をメンバーの心情と同期させ、生き様そのものをダンスに昇華させる演出力」にあります。

TAKAHIRO氏は振付の現場において、歌詞の1行1行に込められた意味をメンバーと徹底的に対話・ディスカッションし、個々の感情の揺らぎをステップや視線の配り方に落とし込みます。『Nobody's fault』や『Start over!』『承認欲求』『I want tomorrow to come』に至るまで、メンバーが抱くリアルな葛藤と美しさを共振させる手法は、TAKAHIRO氏にしか成し得ない信頼関係の賜物です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。