視聴者の間で「歴代屈指の号泣エンディング」と語り継がれているのが、あまりにも美しく切ない最終回の幕切れです。皇帝・光宗となったワン・ソは、冷酷な政治的決断を下す中でヘ・スへの愛を貫こうとしますが、幾重にも重なる誤解や陰謀、そして愛する者たちの死によって二人の心はすれ違ってしまいます。
光宗の宮殿を去るため、ヘ・スは自分への想いを秘め続けていた第14皇子ワン・ジョンへの嫁入りを決意。宮殿の外で静かに余生を過ごすヘ・スは、ワン・ソの血を引く女児を密かに出産します。しかし、産後の衰弱と持病の悪化により命の灯火が消えかける中、ヘ・スはソへ幾度も手紙を送り続けました。筆跡を疑ったソが手紙を開封しないまま、ヘ・スは愛しい人の腕に抱かれることなくジョンの腕の中で息を引き取ります。
ヘ・スの死を知り慟哭するワン・ソ。一方、魂が高麗から現代へ戻ったコ・ハジンは、日常を過ごしながらも原因不明の涙に苦しめられていました。ある日、高麗の風俗画展を訪れた彼女は、一人佇む光宗の肖像画を目にします。すべてが夢ではなく真実であったと悟ったハジンは、「一人にしてごめんなさい」と涙を流すのです。そして高麗に残された光宗が「もし別の世界で出会っていたら、どんなに良かっただろうか。お前を探しに行く」と誓うシーンで幕を閉じます。
放送後、主演のイ・ジュンギがトーク番組等で明かしたところによると、実は「現代のスーツ姿の男性が、泣いているハジンにハンカチを手渡す」という現代再会シーンが撮影されていました。しかし、作品全体の持つ切ない余韻と叙情性を極限まで高めるため、制作陣の苦渋の決断によりカットされたという経緯が存在します。