日本のドラマには、物語を円滑に進めるための「お決まりのポジション」が存在します。ここでは定番の役柄ごとに、制作陣からオファーが絶えない名バイプレイヤーたちを分類して紹介します。
【朝ドラ・人情ドラマに欠かせない「近所の噂好き・お節介おばさん」】
朝ドラの関西制作枠で「朝ドラの主」と呼ばれるのが楠見薫さんです。『あさが来た』『わろてんか』『おちょやん』『ブギウギ』など多数の朝ドラに出演し、女中頭や近所の主婦役として抜群の安定感を誇ります。また、劇団「ナイロン100℃」の犬山イヌコさんも、声優(『ポケットモンスター』ニャース役など)としての知名度だけでなく、舞台仕込みの怪演で噂好きの住人などを鮮烈に演じます。
【サスペンスやホームドラマの「キーパーソンとなる家政婦・清掃員」】
セレブ家庭の裏事情を知り尽くす家政婦役や、事件現場を目撃する清掃員役として無数のドラマを支えてきたのが松本海希さんです。名前は知らなくても、顔を見れば「あの事件で証言していた人だ!」と誰もが納得するほどの出演実績を誇ります。
【複雑な心情を抱える「影のある母親役・義母役」】
主人公と対立する毒親や、家族のために秘密を背負う母親役では、中島ひろ子さんや朝加真由美さんの存在感が際立ちます。温かみのある笑顔の裏に潜む哀愁や苦悩を繊細に演じ切り、物語のサスペンス性を一気に引き締めます。