北原里英という人物の親しみやすさとタフな精神力を世に知らしめたもう一つの大きな転機が、2012年に放送を開始したリアリティ番組『テラスハウス(TERRACE HOUSE BOYS×GIRLS NEXT DOOR)』への出演でした。
現役バリバリのトップアイドルが一般の若者たちと台本のない共同生活を送るという前代未聞の試みは、当時大きな衝撃を与えました。カメラの前で見せた飾らないすっぴん姿や、夢を追う同世代との葛藤、素直な恋愛観などは、従来の「手の届かないアイドル像」を打ち破るものでした。
番組で見せた人間味あふれるリアルな姿は、女性層を中心とした新たなファン層を開拓し、現在のエッセイや小説に見られる「等身大の人間に寄り添う視点」の土台にもなっています。