最も手軽で失敗が少ないのが、熱湯を使った軟化法です。特別な調理器具を必要とせず、一度に多くの栗を処理する際にも適しています。
作業の手順は極めてシンプルです。
1. 生栗を水洗いし、汚れを落とす
まずはボウルに水を張り、栗同士を軽くこすり合わせて表面のホコリや汚れを洗い流します。このとき、水面にぷかぷかと浮いてくる栗は中身が乾燥しているか虫食いの可能性があるため、取り除いておくと安心です。
2. 80℃〜熱湯に浸ける(浸け時間は約30分〜1時間)
鍋にたっぷりのお湯を沸かし、火を止めた直後の熱湯に生栗を投入します。そのままフタをして約30分から1時間ほど放置します。しっかり熱を行き渡らせることで、カチカチだった鬼皮の繊維が水分を含んでふやけ、指で押すとペコペコとへこむ程度まで柔らかくなります。
3. お湯から1個ずつ取り出して剥く
冷めると皮が再び硬化してしまうため、お湯の中に浸けたまま1個ずつ取り出して作業を進めます。栗の平らな底部分(座と呼ばれるザラザラした部分)に包丁の刃を引っかけ、鬼皮の繊維に沿って頭のとがった方向へ引っ張り上げると、手でつまむだけでペリペリと簡単にめくれます。