6人編成の魅力を極限まで高めているのが、世界的なトレンドを牽引するK-POP6人組ダンスのステージングです。プロの現場では、配置そのものと同じくらい「配置から配置への移動プロセス」が綿密に計算されています。
最も事故が起きやすいのが、前後列が入れ替わるタイミングや、左右が交差する瞬間です。6人グループ移動導線を組む際は、「前を通る人」と「後ろに回り込む人」の優先順位をあらかじめ固定し、移動自体を振付のモーションとして組み込むのが鉄則です。例えば、前列が外側に開きながら後退し、後列が中央の間をすり抜けて前進する動線を作れば、スムーズかつスピーディーな視線誘導が可能になります。
さらに表現力を底上げするのがカノン振付アイデアです。6人がまったく同じ動きを1カウントずつずらして順番に行う「ディレイ」、端から順に波打つように動く「ウェーブ」、あるいは左右3人ずつで時間差をつけて掛け合うアプローチなど、偶数ならではの対称性を活かした視覚ギミックを取り入れることで、単調になりがちなパートが一気に華やかになります。