会場で圧倒的な存在感を放ち、意中のメンバーからファンサをもらうための「ファンサうちわ」には、計算し尽くされたデザインの方程式が存在する。最重要なのは「遠目からの見やすさ」だ。照明が交錯する暗い会場内では、複雑すぎるフォントや薄い配色ではメッセージがぼやけてしまう。太文字のゴシック体をベースに、補色関係にあるコントラストの強い配色を選ぶのが基本テクニックだ。
また、ステージ上のアイドルが一瞬で認識できるよう、文字数は「3秒で読める長さ」に絞り込むのが鉄則。「撃って」「エアハグして」といった直感的なリクエストや、思わずクスッと笑ってしまう質問形式のテキストは反応率が高い。さらに、照明の乱反射を防ぐマット素材のシートを活用するなど、細部への配慮が確実な視線誘導を生み出す決め手となる。