減額マイルキャンペーンは、数字上のインパクトが極めて大きい施策ですが、すべての人にとって最適な選択肢とは限りません。行動経済学における「確実性効果(不確実な高い利益より、確実な適正利益を選ぶ心理)」の観点から見ても、自身の旅行スタイルと制度リスクが噛み合っていない場合、強いストレスと金銭的損失を被ることになります。
本稿の結論として、おすすめできるユーザー層と慎重になるべきユーザー層の条件を整理しました。
◎ 減額マイルを今すぐ活用すべき人
- スケジュールの融通が利く一人旅・フレキシブルワーカー:直前の路線発表に合わせて「行き先を後から決める旅」を楽しめる柔軟性がある。
- 平日の移動が可能な人:週末の争奪戦を避け、火曜・水曜・木曜などの閑散時間帯で確実に最安枠を拾える。
- 数千マイル〜1万マイル程度の端数マイルを抱えている人:通常発券には足りないマイル残高を綺麗に消化し、有効期限切れを防ぎたい。
▲ 減額マイルの利用を避けるべき人
- 小さな子ども連れのファミリー旅行:直前まで発熱や体調不良のリスクがあり、予約変更不可の縛りと3,000マイルのキャンセル手数料が致命的なリスクになる。
- 仕事の会議や冠婚葬祭など日程変更が許されない用事:万が一の旅程変更時に便をスライドできないため、追加の有償航空券購入を強いられる危険が高い。
- 特定の目的地・特定のリゾートに固執している人:トクたびマイルに対象路線として選ばれるかどうかは完全に運次第であり、事前の周到なホテル予約と連動させにくい。