川越・時の鐘が1日4回鳴る理由とは?噂の真相と歴史・見どころ徹底解剖

川越・時の鐘が1日4回鳴る理由とは?噂の真相と歴史・見どころ徹底解剖

川越・時の鐘が1日4回鳴る理由とは?噂の真相と歴史・見どころ徹底解剖について知っておくべき ポイントを厳選して解説いたします。

観光客の大半は、道路越しに時の鐘を見上げて記念写真を撮り、そのまま立ち去ってしまいます。しかし、建築ジャーナリズムの視点から現場を精査すると、この場所には「潜り抜けた先」にこそ本来の核心部が存在します。

鐘楼の真下に佇む「薬師神社」と「めめ絵馬」の信仰

時の鐘の足元には細い参道が開かれており、櫓(やぐら)の真下を通り抜けて奥へと進むことができます。そこに鎮座しているのが薬師神社です。元々は「瑞宝山福済寺薬師堂」として時の鐘とともに創建され、明治の神仏分離令によって神社となりました。

本尊である薬師如来は古くから病気平癒、とりわけ「眼病平癒」に霊験あらたかとして庶民の篤い信仰を集めてきました。境内に奉納されている絵馬を見渡すと、平仮名の「め」の字を左右反転させて向かい合わせた独特の「めめ絵馬」がびっしりと掛けられています。スマートフォンやPC作業で慢性的な眼精疲労を抱える現代のビジネスパーソンにとっても、見逃せない参拝スポットとなっています。

また、境内右手奥には「出世稲荷神社」も祀られており、学業成就や出世開運を祈願する参拝者が後を絶ちません。時の鐘を訪れた際は、外観の鑑賞だけで終わらせず、必ず奥の敷地へ足を踏み入れることが肝要です。

写真映えを極める3大撮影アングル

時の鐘を美しく写真に収めるためには、通り沿いの正面から構えるだけでは不十分です。以下の3つの構図を押さえることで、雑誌の表紙のような一枚を撮影できます。

  • 鐘つき通り・西側からの斜めあおりアングル:塔の木組みの立体感と、両脇に並ぶ切妻屋根の連なりが奥行きを生み出します。午前中の順光時間帯がベストです。
  • 薬師神社境内からの見上げ構図:参道を抜けた境内奥から、鳥居の屋根越しに時の鐘の背面を見上げるアングル。観光客の写り込みを完全に排除できる隠れた名構図です。
  • 蔵造りの町並み(一番街)からの遠景:時の鐘から徒歩2分の一番街交差点付近から望遠レンズで狙うと、手前の黒漆喰の土蔵と奥にそびえる木造鐘楼が重なり、小江戸川越の濃密な都市景観が凝縮されます。
中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。