タラの芽の旬は、露地栽培のもので3月中旬から5月上旬頃にかけて。地域によって時期が異なり、九州などの温暖な地域から始まり、桜前線を追うように東北や北海道へと北上していきます。なお、ハウス栽培(ふかし栽培)のものは12月頃から流通しています。
店頭で選ぶ際は、以下の3つのポイントをチェックしてください。
- 穂先が開きすぎていないもの:葉が完全に開ききったものは筋っぽくなりやすく、適度に引き締まった若芽が柔らかくて美味です。
- 茎が太くみずみずしいもの:根元に適度な太さがあり、切り口が変色していないものを選びましょう。
- 全体が鮮やかな緑色のもの:黄色く変色していたり、黒ずみが目立つものは鮮度が落ちているサインです。
タラの芽はウコギ科の植物で、古くから滋養強壮に良いとされてきました。現代の栄養学においても、抗酸化作用を持つβ-カロテン、余分な塩分を排出してむくみを予防するカリウム、胃腸の働きをサポートする苦味成分「エラトシド」やサポニン類、食物繊維が豊富に含まれています。
一方で、自然豊かな山林で自生するタラの芽を採取する際は注意が必要です。タラの木と見た目が酷似している有毒植物として「ウルシ」や「ハゼノキ」があります。これらに触れたり誤食したりすると激しい皮膚炎やかぶれ、中毒症状を引き起こす危険性があります。幹に鋭いトゲがびっしりと生えているのがタラの木の特徴ですが、確信が持てない自生植物は絶対に採取・口にしないようにしてください。