支払った税金がどのように役立っているのか、使い道が不透明だと納得感は得られません。固定資産税は、使途があらかじめ決められている目的税(都市計画税など)とは異なり、地方自治体の一般財源(使途が限定されない普通税)として徴収されます。
市区町村の歳入において、固定資産税は住民税と並ぶ「二大巨頭」です。全国の自治体税収の約4割を占める基幹財源であり、景気の波に左右されにくく安定しているため、地方行政の屋台骨となっています。
具体的な使い道としては、以下のような公共サービスやインフラ維持に直結しています。
・生活インフラの維持管理:生活道路の舗装補修、街路灯の整備、公園の維持
・防災・防犯体制の整備:消防署の運営、救急車の出動、防災備蓄や避難所の確保
・衛生・清掃事業:家庭ゴミや資源ゴミの定期回収、処理施設の稼働
・福祉・教育環境の提供:公立小中学校の設備更新、保育園や学童の運営補助、高齢者福祉
私たちが日常で何気なく利用しているインフラのほぼすべてに固定資産税が投入されており、地域社会を維持するために欠かせない財源として機能しています。