SNSや地元コミュニティでは、施設をめぐって様々な噂や誤解が一人歩きしています。特に読者の関心が高い3つの噂について、関係資料の事実確認を行いました。
噂1:「大手温泉チェーンが買収してリニューアル再開する」という説
ネット掲示板などで「民間資本が入って日帰り温泉としてリブランドされる」という情報が拡散されましたが、現時点で大手資本による買収契約が成立した事実はありません。町は民間企業に対する進出意向調査を行いましたが、事業者側からは「プール設備の維持は不可能」「温泉のみであれば検討余地があるが、初期投資の公的補助が必須」という極めて慎重な回答にとどまりました。無条件での民営化再開は事実誤認です。
噂2:「ボイラーの故障を直せばすぐに再開できる」という説
「ボイラーの一時的な不具合だから修理すれば済むはずだ」という声も散見されます。しかし南部町が実施した専門業者による施設健全度調査では、問題は単一機器にとどまらず、地下埋設配管の全体的な漏水、プールの耐震スパンの老朽化、屋根防水の劣化など、構造全体に及んでいることが判明しています。部分修理で再開しても数カ月で別の重篤な不具合が発生するリスクが高く、小手先の修繕では対応不可能な状態です。
噂3:「跡地はメガソーラーや産業廃棄物処理場になる」という説
解体後の跡地利用について不安視する声がありますが、バーデパーク一帯は名川・福地地区の豊かな自然と緑に囲まれたエリアであり、町の都市計画上も景観保全が求められる地域です。南部町が公表している土地利用構想において、そのような環境破壊を招く用途は検討対象外とされています。現実的な跡地案としては、公園機能の拡充、健康増進広場、防災備蓄拠点の整備などが軸となっています。