二人の接点が生まれたきっかけは、芸能界での仕事現場でした。もともとは俳優の先輩・後輩という間柄であり、松本氏がまだ役者として活動していた時期に出会っています。その後、東出が関東近郊の山間部に拠点を移し、狩猟や薪割りを行う山小屋生活を本格化させるなかで、彼女を含む役者仲間の後輩たちが現地を訪れ、作業を手伝うようになりました。
一時期、民放の情報番組等で「女性3人と共同生活を送る東出昌大」としてセンセーショナルに報じられたことがありました。その3名のうちの1人が松本氏でした。当時の東出は取材に対し、「単なる後輩であり、人間として助け合っているだけ」「恋愛関係にはまったくない」と明確に否定していました。実際、現地関係者の証言や当時の証言記録を照らし合わせても、初期は恋愛感情というよりも過酷な山岳地帯での共同作業者、いわば開拓仲間に近い関係性でした。
関係が変化したのは、2024年に入ってからのことです。他の後輩女性たちがそれぞれの生活拠点や仕事へと戻っていくなかで、松本氏は山に残り、東出の愛犬の世話や自給自足の農作業を献身的に支え続けました。過酷な冬の山小屋生活を共に乗り越える過程で、相互の信頼が恋愛感情へと昇華していったとされています。
YouTubeの報告動画において、東出は再婚の理由について次のように語っています。飾らない言葉で吐露されたその胸中は、彼が経験してきた過去の痛恨と、新たな命に対する覚悟が滲み出るものでした。
「この土地で子どもを育てられることは、本当にありがたいことだなと思います。いろんなことがあった自分ですが、新しい命を前にして、逃げずに引き受けて生きていこうと決めました」
2024年の妊娠発表を経て、翌2025年には無事に第一子を出産。2026年現在、家族3人で山小屋の静寂に包まれながら、四季の移ろいに合わせた生活を営んでいます。世間が騒ぎ立てるような軽薄な衝動ではなく、生活の実情に根ざしたパートナーシップの確立が、彼らが下した再婚の決断でした。