レシピ検索の巨大プラットフォームであるクックパッドや動画で直感的に調理を学べるクラシルにおいて、野菜を主役にした家庭的な炒め物は常に検索上位を維持している。とりわけ忙しい現代人にとって、手早く栄養を補給できる日本料理の基本おかずは日々の救世主だ。
かつては「強火で一気に炒めて濃い味をつける」という力技が主流だった。だが今、検索されているのはスマートな調理法だ。短時間で火を通しつつ、野菜本来の鮮やかな色味とシャキッとした歯ざわりを保つテクニックが求められている。家庭料理のトレンドは、単なる手抜きではなく、最小限の手間で最大限の美味を引き出す「賢い時短」へとシフトしている。