鹿児島市ならではの固有現象が、桜島の噴煙と雨雲の結合です。気象レーダーは空気中の水滴を感知しますが、高濃度の火山灰粒子が上空に滞留しているとレーダーエコーが実際より強く表示されたり、逆に降灰がレーダー波を減衰させたりする現象が生じます。そのため、桜島降灰雨雲レーダーの特性を理解して情報を読み解く必要があります。
降灰直後に雨が降り始めると、道路上の火山灰がペースト状の泥となってスリップ事故を誘発し、排水溝を詰まらせて局地的な道路冠水を引き起こします。さらに、車のフロントガラスに付着した泥雨をワイパーで無理に擦るとガラスやブレードを傷つける原因になります。降灰予報と雨雲接近が重なった際は、視界不良と路面凍結並みのスリップに最大級の警戒を払ってください。