1歳という発達段階は、指先や手首を巧みにコントロールする運動機能が急速に育つ重要な時期に当たる。このプロセスで不可欠となるのが、手先の細かな操作を行う微細運動だ。一枚の紙を両手で掴み、左右異なる方向へ力を加えてビリビリと裂く動きは、子どもの脳と筋肉の連動を促す最高のアプローチとなる。
破いた紙片を手の中でギュッと圧縮してボールを作ったり、それらを大きな袋に詰めてクッションへと仕立て直したりする工夫も効果的だ。破った大量の紙の中に小物を隠す「宝探し」や、頭上から豪快に降らせる演出を加えれば、視覚・聴覚・触覚が一度に刺激される豊かな感覚遊びが成立する。身近な素材を工夫するだけで、毎日の時間が質の高い知育遊びへと進化するのだ。