彼女のキャリアを語る上で欠かせないのが、世界観の難解さでも知られた『仮面ライダーギーツ』での熱演だ。ナビゲーターという中立的なポジションでありながら、物語の深化とともに感情を芽生えさせていくツムリの葛藤を見事に表現。作品のファンはもちろん、批評家からも高い評価を受けた。
「当時は毎日が手探りでした」。後に本人がそう振り返ったように、過酷な現場で培われた現場対応力と度胸こそが、現在の彼女の頑強な土台となっている。単なるアイコンにとどまらず、作品の背骨を支えるキャラクターとして昇華させた手腕は、同世代の俳優の中でも頭一つ抜けていた。