超過密スケジュールを縫って進められたスタジオ作業。未唯mieと増田惠子の二人が放つボーカルのエネルギーを盤面に刻み込むため、当時の制作陣は妥協のない職人技を発揮した。リリース元であるビクターエンタテインメントの技術力は、当時の邦楽シーンでも群を抜いていたとされる。
カッティングエンジニアの手によって音の歪みが抑えられ、低域の鳴りと伸びやかな高域が見事に両立された。二人のハーモニーがスピーカーの間から立体的に立ち上がる感触は、当時のビクター製アナログプレスだからこそ味わえる醍醐味だ。過酷な現場で生まれた奇跡的なテイクの数々が、現在のレコードマニアを虜にしている。