日本の国会は、二つの異なる議院で構成される二院制を採用しています。これは世界中の多くの民主主義国家で取り入れられている仕組みですが、日本における両院の設計は非常に特徴的です。
まず押さえておきたいのが、任期と被選挙権(立候補できる年齢)の明確な差です。衆議院議員の任期は4年ですが、途中で解散があるため、平均すると約3年前後で選挙が行われます。これに対して、参議院議員の任期は6年と長く、解散制度そのものが存在しません。また、3年ごとに半数が改選される仕組みになっています。
被選挙権についても、衆議院が満25歳以上であるのに対し、参議院は満30歳以上と高めに設定されています。若い世代の新しい感性をスピーディーに政策へ取り込む衆議院と、経験豊かな人物がじっくりと大局的な議論を行う参議院。二つのシステムが組み合わさることで、政策の「勢い」と「慎重さ」のバランスが保たれているのです。