潮目が変わったのは、2024年3月の尼神インター解散だった。吉本興業を退所し、フリーランスとなった誠子は、それまでの「自虐的なお笑い芸人」という殻を脱ぎ捨てた。ライフスタイルやファッション、オーガニックな食生活を発信する彼女の姿は、同世代の女性から多くの共感を集めるようになる。
お笑いの第一線から一歩退き、一人の女性としての表現を始めたことで、妹たちとの関係にも変化が訪れた。テレビの「ネタ」として消費される関係から、純粋な家族としての対話が戻ってきたのだ。互いに大人になり、それぞれの人生を歩む中で、かつてのわだかまりは自然と溶けていった。