昭和アイドルのヌード写真集はなぜ社会現象に?脱皮の真相と現在

昭和アイドルのヌード写真集はなぜ社会現象に?脱皮の真相と現在

昭和アイドルのヌード写真集はなぜ社会現象に?脱皮の真相と現在とはどのようなものなのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

昭和から平成初期の写真集ブームを語る上で欠かせないのが、写真家・篠山紀信が切り拓いた「激写」カルチャーです。雑誌『GORO』などを舞台に展開された躍動感あふれる撮影手法は、グラビアを男性向けの消費物から時代を映し出すドキュメントへと変貌させました。

そして1991年、社会の価値観を根本から覆す決定的な事件が起こります。当時人気絶頂だった宮沢りえの写真集『Santa Fe』(撮影:篠山紀信、朝日出版社)の発売です。累計発行部数150万部以上という空前絶後の記録を打ち立て、書店の前には発売初日から長蛇の列ができました。

当時の世論と世間の反響は凄まじく、ワイドショーでは連日賛否両論の激論が交わされ、学校や職場でも世代を超えて語り継がれるトピックとなりました。『Santa Fe』の成功は、それまでタブー視されていたヘアヌード解禁の決定的な経緯となり、ヌード写真集を女性層も手に取るアート作品として一般化させるパラダイムシフトをもたらしました。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。