辻希美と加護亜依の功績を語るうえで外せないのが、つんく♂によるボーカルディレクションと楽曲の強度だ。16ビートを徹底的に叩き込まれた当時のモーニング娘。において、二人のリズムキープ力は群を抜いていた。
今のアイドルシーンを見渡しても、これほどまでに個性とスキルが肉薄していた二人組は存在しない。単なる「可愛いマスコット」に甘んじることなく、極めて高度な歌謡エンターテインメントを体現していた。二人が生み出したフォーマットは、現在のアイドルグループにおけるユニット編成の原型として、今なおリスペクトを集め続けている。