急成長を続けるメンズグルーミング産業において、この「夕方の髭問題」は最重要テーマの一つとして研究が進められている。ヘルスケア・スキンケア分野の巨頭である株式会社資生堂は、男性肌特有の皮脂量とバリア機能に着目し、毛穴周辺の炎症を抑えることで毛の立ち上がりを整える先端アプローチを展開している。
一方、パナソニック株式会社をはじめとする家電メーカーは、深剃りと肌保護を極限まで両立させる超音波リニアモーターや、AIが髭の濃さをセンシングしてパワーを自動調整する高性能シェーバーを次々と投入。刃の摩擦による皮膚への微細なダメージが、かえって毛根を刺激して髭を太く早く伸ばしてしまうという悪循環を、ハードウェアの進化によって断ち切ろうとしている。