朝一番の重厚な空気とは対照的に、正午を過ぎると売り場の表情はガラリと変わる。作業服を着た職人のすぐ隣で、若い夫婦や女性クリエイターがインパクトドライバーの握り心地を確かめている。これまでのホームセンターであれば「プロ向け」と「一般向け」で明確に線引きされていた境界線が、ここでは極めて滑らかに融解している。
単なる木材カットサービスにとどまらない精緻な加工ピット、金属パイプのネジ切り機、さらには専門的な金物ビスのバラ売りコーナー。道具へのこだわりを深めたホビー層が、プロ仕様の耐久機材を求めて棚を物色する。プロの厳しい要求水準に耐えうる商品構成が、結果としてDIY層の創造欲を限界まで刺激しているのだ。