ブレーメンの音楽隊の真相!辿り着かない結末と動物の順番・教訓を解剖

ブレーメンの音楽隊の真相!辿り着かない結末と動物の順番・教訓を解剖

ブレーメンの音楽隊の真相!辿り着かない結末と動物の順番・教訓を解剖を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを凝縮して配信します。

作中では一度もブレーメンに足を踏み入れなかった動物たちですが、現実のドイツ・ブレーメン市においては、街を代表する最大のヒーローとして扱われています。

市庁舎の西側広場には、彫刻家ゲルハルト・マルクス(Gerhard Marcks)が1953年に制作した有名なブロンズ像「ブレーメンの音楽隊像」が佇んでいます。この場所は世界中から観光客が訪れる定番スポットですが、現地には古くから伝わる明確な「鑑賞のお作法」が存在します。

観光客の間で「ロバの前足を両手でしっかりと握りながら願い事をすると叶う」と言い伝えられており、長年にわたって数千万人の手で撫でられたロバの足先は、そこだけ黄金色にピカピカと輝いています。一方で、現地のガイドや市民の間では、次のような定番のジョークが語り継がれています。

「片手だけでロバの足を触るんじゃないよ。それでは『ロバがもう一頭増えた(ロバがロバと握手している)』ことになってしまうからね。願いを叶えたいなら、必ず両手で包み込むように握るんだ」

ドイツ語の原題である『Die Bremer Stadtmusikanten』(英語タイトル:『Town Musicians of Bremen』)の誇りは街のいたるところに根付いており、下水道のマンホールにコインを入れると4匹の鳴き声が聞こえる「ブレーメンの穴(Bremer Loch)」など、訪れる人々を楽しませる仕掛けが現在も数多く維持されています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。