作品の魅力を支えたのは、主役コンビだけではない。立木大和チームのキャプテン・松原かおるを演じた中山麻理、そしてチームメイトを演じた若い女優たちの個性が、見事な群像劇を作り上げた。互いにぶつかり合い、挫折し、それでも一つのボールを繋ぐために結束する姿には、実在の実業団チーム以上のリアリティが宿っていた。
さらに忘れてはならないのが、牧圭介監督を演じた中山仁や、怪演で知られる名優・岸田森らの脇を固める存在感だ。非情とも思える厳しさの裏にある情熱、冷徹な戦略家としての眼光。重厚な実力派キャスト陣が作品の骨格をしっかりと支えていたからこそ、若手キャストたちの体当たりの演技がより一層光を放ったのである。