チームを率いる森保一監督の手腕も、国際サッカー界で極めて高く評価されている。かつて批判を浴びることもあった指揮官の采配だが、その本質は徹底した現実主義と選手個々の特長を最大化する柔軟なマネジメントにある。
対戦相手のシステムやゲーム展開に応じて、試合中に5バックから3バック、あるいは可変の4バックへとシームレスに陣形を組み替える采配は見事というほかない。交代枠をフル活用し、試合終盤に攻撃のギアを一段上げる交代策は、対戦相手にとって脅威以外の何物でもない。選手層の厚みを背景にした森保監督の大胆なターンオーバーと勝負勘は、頂点を目指す2026 FIFAワールドカップの長いトーナメントを勝ち抜くための最大の武器となるはずだ。