片桐はいりの私生活を語るうえで、中央アメリカのグアテマラでスペイン語学校を営む弟の存在は欠かせない。彼女にとって弟は、単なる家族を超えた人生の理解者であり、大切な心の拠り所でもある。
著書『グアテマラの弟』などでも綴られている通り、彼女は多忙なスケジュールの合間を縫って何度も地球の裏側へと足を運んできた。現地で現地の暮らしに溶け込み、言葉の壁を越えて現地の人々と笑い合う。日本での俳優という肩書を脱ぎ捨て、一人の人間として異国の風に吹かれる時間は、彼女の精神を豊かに耕してきた。
遠く離れて暮らしていても、互いを深く思いやり、それぞれの道を応援し合う。血のつながり以上の強い信頼で結ばれた弟との絆があるからこそ、彼女は日本で凛として立ち続けることができるのだろう。