1970年代後半、世界中に空手ブームを巻き起こした映画『地上最強のカラテ』。その映像の中で、盧山が披露した圧倒的なローキックと鋭い突きは、当時のファンに強烈なトラウマとも言えるインパクトを残した。スクリーンに映し出されたその姿は、世界の格闘技ファンにとって「極真」そのものであった。
その後、彼が著した書籍『生涯の空手』は、単なる技術書や自伝を超えた武道論の名著として読み継がれている。修業の苦難、師との絆、そして立ち止まることなく強さを追い求める求道精神。この一冊には、時代がどれほど移り変わろうとも変わらない「武道家の精神的骨格」が凝縮されている。