アトラクション「カリブの海賊」は、ウォルト・ディズニー本人が直接開発に関わった最後のプロジェクトとして知られている。1966年に彼が他界した翌年、アナハイムのディズニーランドでオープンを迎えたこのアトラクションは、当時のテーマパーク業界に計り知れない衝撃を与えた。
最先端のアニメトロニクス技術と完璧に同期した立体音響。その中心軸に置かれたのが、あの旋律だった。空間ごとに変化する音響演出によって、ゲストは船を進めるごとに海賊たちの宴の只中へと引きずり込まれていく。没入型アトラクションの礎を築いたウォルトの情熱は、半世紀以上が経過した現在も薄れることがない。