ネット張りの現場で最も多くの人が直面するトラブルが「ネットが中央でくしゃくしゃに縮む」「風が吹くと波打つ」という現象です。きゅうりネットがたるまないコツは、作業の順番とテンションのかけ方にあります。
ステップ1:骨組みの完全固定と上部ロープの通線
支柱を組む際は、畝の両端に垂直または合掌型で支柱を打ち込み(深さ30cm以上)、最上部に横方向の通しパイプを直交クランプやつる巻きバンドでがっちりと固定します。ネットを展開する前に、ネット上端に通っている「色付きガイドロープ(緑や白の太紐)」を解き、上部横パイプにしっかりと縛り付けてピンと引っ張ります。
ステップ2:上から下への順次展開とサイドテンション
上部の固定が完了したら、ネットを均等に下方向へ引き下ろします。このとき、網目を1マスずつ整えながら、両端の支柱に対してネットの外枠ロープを結束バンドや麻紐で等間隔(約30cm〜40cm間隔)に固定していきます。ネットの下端は、地面に打ち込んだU字ピン(マルチ押さえ等)で土に引き留めることで、風による吹き上がりを防止します。
ステップ3:きゅうりネット留め具クリップによる初期固定
苗を植え付けた直後やつるが伸び始めた段階では、きゅうり専用の留め具クリップ(ワンタッチ誘引クリップ)を活用するのが極めて効率的です。麻紐で直接結ぶと茎を締め付けすぎる危険がありますが、可動域のあるクリップを使えば茎を傷つけず、ネットの網目に対して理想的な角度で保持できます。