数ある温活・民間療法の中でも、別格の存在感を放つのがよもぎ蒸しだ。そのルーツは数百年前の韓国に遡る。古くは17世紀の医学書『東医宝鑑』にもよもぎの高い薬効に関する記述が記されており、元々は産後の肥立ちを助けるケアとして受け継がれてきた歴史を持つ。
なぜ蒸気で温めることが体に良いとされるのか。鍵を握るのは、よもぎに含まれる精油成分のシネオールだ。よもぎの葉を蒸した時に立ち上る香り高い蒸気が、粘膜や皮膚を通じて吸収される。シネオールには自律神経のバランスを整え、血行を促進する働きがある。この作用が深部体温を効率よく高め、長年の悩みになりがちな冷え性改善へアプローチする仕組みだ。