どんなに高価な腸活ドリンクを飲んでいても、日常的に腸内環境を破壊する飲料を口にしていれば努力は水泡に帰します。無自覚に選ばれがちな腸に悪い飲み物一覧を把握し、マイナス要因を排除することが、腸内フローラの善玉菌を増やす方法の前提条件です。
まず警戒すべきは「果糖ブドウ糖液糖(異性化液糖)」が大量に含まれた清涼飲料水やエナジードリンクです。過剰な遊離果糖は小腸で吸収しきれずに大腸へ流入し、悪玉菌の異常増殖や腸内異常発酵を引き起こします。また、ゼロカロリー飲料に多用される人工甘味料(スクラロース、アセスルファムK等)についても、近年のメタゲノム解析研究において耐糖能異常を誘発し腸内細菌叢の多様性を著しく低下させることが指摘されています。
さらに、過度なカフェイン飲料やアルコールの暴飲も危険因子です。適量のコーヒーは腸の運動を刺激するものの、1日4〜5杯を超えると利尿作用による脱水が便を硬直化させ、交感神経の持続的な興奮が腸の血流を阻害します。腸壁のバリア機能を保つタイトジャンクション(細胞間結合)を脆弱化させないためにも、嗜好品の摂取バランスには厳格な節度が欠かせません。