今回のブームを牽引しているのは、単一の作品人気だけではない。『ちいかわ』に登場するモモンガのように「可愛らしさを武器にする計算深さ」を持ったキャラクター像が、現代人の共感と創作意欲を強く刺激している点が大きい。自分の欲望にどこまでも忠実でありながら、愛くるしいビジュアルで周囲を翻弄するギャップ。それがクリエイターたちの「描きたい」という衝動に火をつけている。
特に2026年の春頃から、タイムラインでは「モモンガの日常」や「もしもモモンガが〇〇だったら」といったテーマ付きファンアート企画が有志によって頻繁に立ち上がるようになった。投稿された作品はアルゴリズムの波に乗り、即座に数万リツイートを獲得。この圧倒的な拡散速度が、さらに新たな描き手を呼び込む強力な磁力となっている。