ハウスダンスの歴史は、1970年代後半から1980年代初頭の米国シカゴに遡ります。伝説のクラブ「ウェアハウス(Warehouse)」でDJフランキー・ナックルズがプレイした革新的なサウンドが「ハウスミュージック」の語源とされています。初期はディスコ音楽の延長線上で自由に踊られていましたが、その後、活動拠点がニューヨークへと移ることで決定的な進化を遂げました。
1980年代後半から1990年代にかけて、NYの「ザ・サウンド・ファクトリー」や「シェルター」といったクラブを舞台に、多様な人種やバックグラウンドを持つダンサーたちが集結しました。彼らはタップ、サルサ、カポエラ、バレエ、ビバップなどの多様なムーヴをミックスし、現在「ハウスダンス」と呼ばれる洗練されたスタイルを確立させたのです。
この黎明期を牽引したのが、世界最高峰の伝説的クルー「Elite Force(エリート・フォース)」のメンバーであるブルックリン・テリー(Brooklyn Terry)やエジュー(Ejoe Wilson)、そしてブライアン・グリーン(Brian Green)らです。彼らが築き上げたスタイルは日本にも伝播し、ALMAのKOJIやSHAN、HYDRAのTATSUOといった日本人パイオニアたちを通じて、国内でも世界トップクラスのダンスシーンが形成されました。