サカナクション『グッドバイ』歌詞の真実|山口一郎が描いた別れと葛藤

サカナクション『グッドバイ』歌詞の真実|山口一郎が描いた別れと葛藤

サカナクション『グッドバイ』歌詞の真実|山口一郎が描いた別れと葛藤に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

2014年1月15日にリリースされた9枚目シングル『グッドバイ/ユリイカ』は、サカナクションのキャリアにおいて極めて重要なターニングポイントとなりました。この2曲はコインの表裏のように対をなし、後に6年振りのフルアルバムとして結実する『834.194』の概念的礎石となっています。

楽曲 / 作品サウンドアプローチ歌詞の空間軸・テーマ編集部の見解・評価『グッドバイ』アコースティックピアノと生ドラムを基調としたミニマルなバンドサウンド内省的な部屋の中、過去の自分との対話、原点回帰言葉の質量とメロディの美しさが際立つ、バンドの精神的支柱となる名バラード。『ユリイカ』無機質な4つ打ちビートと浮遊感あるシンセサイザー(エレクトロ)巨大都市「東京」の夜景、人間関係の空虚感、都市の観察都市の冷たさと享楽性をダンスミュージックに落とし込んだ構造的対比作。アルバム『834.194』DISC 1(東京サイド)とDISC 2(札幌サイド)による2枚組構成札幌(実家スタジオ)と東京(代官山スタジオ)の物理的距離834.194km『グッドバイ』で始まった自己分裂の葛藤を、2つの土地の往還として完全体系化した大作。

アルバム『834.194』において『グッドバイ』がDISC 2のオープニングに配置された事実は、この曲がバンドにとって「札幌というルーツへ回帰するためのパスポート」であったことを如実に物語っています。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。