現役時代の清水は、スポーツニッポンをはじめとする大手スポーツ紙から「氷上の侍」と称賛され、競技実績で一面を飾る存在だった。しかし引退後は、芸能報道のターゲットへと様変わりしていく。テレビのバラエティ番組で見せる飾らないキャラクターが親しまれる一方、スキャンダラスな文脈で消費されることへの葛藤も少なからず存在したはずだ。
過度なメディアの加熱は、時に本人の意図とは異なる虚像を作り出す。夜の街での目撃談や女性とのツーショット写真がセンセーショナルに切り取られるたび、ネット空間では再婚説が一人歩きを繰り返してきた。ゴシップの渦中に置かれながらも、彼は沈黙を守るか、時にユーモアを交えて受け流すことで自らの尊厳を保ち続けてきた。