選挙結果を受けて、ネット上では「蓮舫氏は完全に支持を失った」「組織票が全く機能しなかった」という極端な言説が散見されますが、これらは実態を正確に捉えていません。
実態として、蓮舫氏が獲得した約128万票という数字は、2020年都知事選で野党統一候補だった宇都宮健児氏(約84万票)を40万票以上上回っています。つまり、東京都内における革新・リベラル派の基礎票としては過去最高水準に近い数字を固め切っていました。
致命的だったのは「基礎票が崩れた」ことではなく、「基礎票の外側にいる無党派層が、蓮舫氏ではなく石丸氏へと大量に流出した」という点です。立憲民主党離党という手続きを踏みながらも、実質的な選挙現場が旧来の特定野党色に染まったことで、無党派層の受け皿としての機能が完全に遮断されてしまったことが最大の盲点でした。