バンギャとは?独特な専門用語や生態・痛いと噂される理由と現在の実態

バンギャとは?独特な専門用語や生態・痛いと噂される理由と現在の実態

バンギャとは?独特な専門用語や生態・痛いと噂される理由と現在の実態とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

バンギャの生態を理解するうえで避けて通れないのが、極めて発達した隠語(ジャーゴン)の世界です。外部からの詮索を防ぐ目的や、仲間内での連帯感を強めるために生まれたこれらの言葉は、コミュニティ内の共通言語として機能しています。

  • 麺(めん):バンドメンバーのこと。「メン(Member)」が転じて麺の字が当てられた。
  • 本命(ほんめい):最も愛好し、優先的にお金と時間を注ぎ込む対象のメンバーやバンド。2番目は「2番手」「副命」と呼ばれる。
  • 咲く(さく):メンバーへのアピールとして、両手を大きく広げて胸元から掲げるポーズ。
  • 逆ダイ(ぎゃくだい):客席からステージに向かって飛び込む行為、または体を激しく折りたたんで前方に突進するV系独特の暴れ方。
  • 繋がり(つながり):ファンとメンバーがプライベートで連絡を取り合ったり、肉体関係・個人的な関係を持ったりすること。
  • 蜜(みつ):メンバーに対して金銭的援助や高額なプレゼントを個人的に提供し、パトロンのような関係になること(「貢ぐ」の転訛)。
  • 全通(ぜんつう):全国ツアーなど、開催されるすべての公演に足を運ぶこと。
  • 仕切り(しきり):最前列に入る順番や場所取りをファン有志が勝手に管理・統制する非公式なルール。トラブルの温床にもなりやすい。
  • 被り(かぶり):同じバンド内で同じメンバーを「本命」とするライバル関係のこと。

これらの専門用語は、単なる言葉遊びではなく、ライブハウスという限られた空間でのヒエラルキーや立ち位置を明確にするための防衛機制として培われてきた側面があります。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。