インパクトのある本題が決まったら、次に重要となるのが「副題の設計」と「原稿用紙の正しい記法」です。どれほど素晴らしい題名であっても、形式的なルール違反があると選考段階で大きな減点対象となりかねません。
副題で「具体性」を担保するテクニック
本題を詩的・抽象的な表現にした場合、副題には必ず「対象書籍の書名」や「自身が焦点を当てた具体的な切り口」を明記します。ダッシュ(――)やハイフン、あるいは「~を読んで」を副題側に配置することで、本題の切れ味を殺さずに要件を満たすことが可能です。
- 例1:境界線を越える勇気
――『西の魔女が死んだ』における自己受容のプロセス - 例2:あの日奪われた命の重み
――『ヒロシマの証言』から戦争の傷跡を見つめ直す
原稿用紙におけるマス目の正しい使い方
文化庁の表記基準や全国コンクールの募集要項に準拠した、原稿用紙の基本的なレイアウトを徹底してください。細部の雑さは、作品に対する真摯さの欠如として審査員に受け取られます。
- 1行目に題名を書く:上部を2マスから3マス空けて書き始めます。長文になる場合は、全体のバランスを見て上部2マス空けが美しく見えます。
- 副題を付ける場合:本題の次の行(2行目)に書き、上部を3マスから4マス空けて、本題よりさらに1マス下げて配置します。冒頭にダッシュ(――)を2マス分使って入れるのが出版界および教育現場の通例です。
- 氏名の配置:副題の次の行(副題がない場合は2行目、副題がある場合は3行目)に書きます。下部を1マスから2マス空ける形で、名字と名前の間を1マス空けて収めます。
- 本文の開始:氏名を書いた次の行から書き始め、行頭は必ず1マス空けにします。